北海道中頓別町。稚内から車で南に 2 時間弱のところにあるこの小さな町では、林業や酪農が盛んで、砂金堀り体験や頓別川でのカヌーなどのアクティビティのほかに、ピンネシリ温泉や中頓別鍾乳洞などの自然を生かした観光ができます。
この人口 1,800 人の小さな町は少子高齢化が進んでおり、1989 年に JR 天北線が廃止され、現在では天北線の代替交通手段として運行する宗谷バスは一日に数本の運行と、交通をはじめとした生活機能の低下という課題に直面していました。その中で、中頓別町では平成 27 年度に中頓別町「人口ビジョン」「総合戦略」を策定し、地域交通の確保をはじめとした施策を掲げています。そして、2016 年 8 月 24 日より、将来にわたって持続可能な移動手段を確保し、安心・安全な生活を営むための共助の取り組みとして、Uber の ICT システムを活用したライドシェアの実証実験「なかとんべつライドシェア」の運行を開始しました。